親の介護に備えての実家片づけ方法

親の介護に備えて実家を整理したい

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・親が一カ月後に退院するため、それまでに実家を整理したい
・介護が必要になり、介護ベッドを置くスペースが必要になった

親の退院に備えての実家片づけ方法 イラスト

実家の整理は、突然やってくるケースがほとんどです。 事故や病気により片づけができなくなり、ご依頼されるお客様も多いです。

・高いところのモノを取ろうとすると危ない
・足を悪くして、階段を使えなくなった
・身体に負担をかけないようにモノを配置したい

退院してくる親のために、できるだけ生活しやすいようにしましょう。

親の退院に備えての実家片づけ方法 イラスト

しかし、すべて親のモノであることから、何から始めていいのか分からない人もいます。

親が入院している間に捨てられるモノ

親の退院までに、優先的に捨てやすいのは「大きなモノ」です。

大きなモノは、小物や書類に比べて判断しやすいため、親がいなくても片づけられます。

入院しているときに「あそこの部屋にあった大きな棚は捨ててもいいかな?」と相談しながら処分していきましょう。

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訪問介護を利用される場合は、モノが少ないほどホームヘルパーさんも介護がしやすくなります。

今では、スマートフォンで簡単に写真を撮れるため、親に写真を見せながら、「残すモノ」「捨てるモノ」を決めると良いでしょう。

親のモノを勝手に捨ててしまうと「何で勝手に捨てたんだ」と、 感謝されるどころかケンカになってしまいます

捨てられなくても、洋服を畳んだり本を整頓しておくのは、退院してくるまでにできる作業です。

家を片づける順番

片づけは、「玄関から寝室までの通路」→「トイレ・浴室」→「キッチン」の順番で進めていきましょう。

日常生活に欠かせないところから始めないと、片づけが間に合わなくなることが多いからです

まずは、「玄関から寝室までの通路」です。

玄関に多くのモノが置いてある場合は、靴と傘以外は片づけましょう。

退院直後は身体が弱っているケースが多いです。玄関の段差が高いようでしたら、踏み台を用意して負担を軽くしてあげると良いでしょう。

寝室までの通路には、モノを置かないようにして「転倒による事故」を防止しましょう。

続いて、「トイレ・浴室」です。

トイレと浴室は、生活をしていく上では欠かせない場所です。

特に、浴室では転倒による事故が多いです。滑る可能性があるようでしたら、親と相談して手すりや、すべり止めを利用しましょう。

最後にキッチンです。

キッチンは、高いところにモノが収納してあります。

親がキッチンを使用するようでしたら、椅子に上らないように低いところに移動しておきましょう。

「玄関から寝室までの通路」「トイレ・浴室」「キッチン」を整理しておけば、とりあえずは生活を送れます。

親が退院して落ち着いら、リビングや押入れなどを少しずつ整理していきましょう。

親の介護に疲れて掃除ができない

親の介護により「疲れて掃除ができない」と片づけの悩みを抱えている人もいます。

最悪なケースでは、介護疲れにより、子供が親を殺してしまうケースや、介護ヘルパーが認知症の患者を 虐待するような事件も起きています。

それだけ介護とは、精神的・肉体的にも大変なことだと理解できます

親の介護に疲れて掃除ができないイラスト

親の介護というのは仕事とは違い、自分のプライベート時間がなくなることが多いです。

・いつまで、このような生活が続くんだろう
・親の介護で休まる時間がない
・料理や掃除まで疲れてやる気がしない

気持ちが落ち込んでくると、部屋の掃除もできなくなります。

しかし、掃除は一週間もしないと、キッチン周りの生ごみから悪臭がしたり、 トイレや浴室の水回りは黒カビで汚れて居心地が悪くなります。

親の介護に疲れて掃除ができないイラスト

ここでは、親の介護により掃除ができない人に、部屋の状態を見直すことによって、 「掃除を簡単にする部屋づくり」をお伝えします。

不要なモノはストレスの原因

「疲れて掃除ができない」という人は、部屋にモノが多すぎることが原因の一つです。

・移動させるのが面倒
・床にモノが置いてある
・モノがありすぎて掃除どころではない

このような理由で、やる気ができません。

また、「探しモノが見つからない」「モノが視界に一度に入ってくる」というのも、大きくストレスに関係してきます。

親の介護に疲れて掃除ができないイラスト

そこで、まずは家の不要なモノを片づけることから始めましょう。

不要なモノが家からなくなると、気持ちがスッキリする効果を得らえます

主婦なら、普段使われている食器棚の「茶碗・コップ・皿・はし」など、今の生活で必要なモノ以外を 処分すると、気持ちの変化に気付くはずです。

・今の生活で不要なモノがこれだけあったんだ
・モノが視界に一度に入ってくるのが、ストレスになっていたことが分かった

親の介護に疲れて掃除ができないイラスト

モノを片づけることによって、今までの疲れやモヤモヤした感情も軽減されます。

さらに、モノを減らすだけ掃除が簡単になります。

結果的には、「疲れて掃除ができない」ではなく、 「疲れるほどの掃除をする必要がなくなった」と嬉しい変化が起きます。

通路は大切に!

通路にモノが置いてあるのはストレスになります。

生活の中で、「狭い」という感覚はあまりよくありません

満員電車に乗っている状態をイメージすると「狭い」がストレスになるのが分かると思います。

・モノがあることで遠回りをしている
・体を横にしなければ通れない
・モノをまたいで通ることがある

一つでも当てはまる場合は、無意識にストレスになっている可能性があります

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日当たり・風通しも大切に!

日当たり・風通しも、ストレスを軽減するためには大切です。

疲れて掃除ができないのは、気分が落ち込んでいることも原因です。

もし、日当たりの良い窓や、ベランダにモノが置いてある場合は、部屋を暗くしています。

暗い部屋にいると気持ちも沈むため、日当たりは大切にしましょう。

窓やベランダのモノを移動することによって、空気の入れ替えもスムーズになります。

介護される人にとっても、日当たりや風通しが良くなり、気持ちが明るくなります。

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介護用品は誰でも分かるように管理

親の介護は家族だけではなく、介護スタッフが使用するケースもあります。

そのため、誰でも介護用品の場所が分かるように保管する必要があります

要介護度が高くなるほど、必要な介護用品も増えてきます。

必要なモノを、すぐに取り出せる位置に収納することによって、 介護する人の負担も軽減されます。

さらに、使用頻度に合わせて、適切な場所にモノを配置するだけで、ムダな動作がなくなります。

親の介護に疲れて掃除ができないイラスト

親も子供に介護されて、嬉しい気持ちよりも、申し訳ない気持ちが強いはずです。

介護する側が倒れてしまっては、共倒れになってしまうため、ストレスを少なくする工夫が必要です。

現在、「疲れて掃除ができない」と部屋が散らかっている状態なら、 ストレスが溜まっている証拠です。

・不要なモノを片づける
・通路、窓、ベランダにモノを置かない
・モノは適切な場所に置く

以上の3つを試してみてください。

「疲れて掃除ができない」から、「疲れるほどの掃除をしない部屋作り」に変えていきましょう。

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親の気持ちを傷つけない伝え方

・昔は、キレイ好きだった母がどうして?
・父が亡くなり、一人で生活するようになってから・・
・親と実家の整理をしたい

親の気持ちを傷つけない伝え方イラスト

不要なモノを整理したい子供と、捨てなくても生活に困らない親との考え方の違いから、 片づけが進まないことがあります。

もし、 「急に片づけをしなくなった」という場合は認知症の可能性もあるため、部屋の変化に気付くのは、病気の早期発見にもなります。

年を重ねると、判断力や体力が衰えてくるため、健康なときに整理をされる方も増えています。

しかし、片付けは「やる気」と「目的」がなければ行動できません。

・子供に迷惑をかけたくない
・地震で家具が倒れてきたら困る
・部屋を片づけて、子供や孫が泊まれるようにする

親の気持ちを傷つけない伝え方イラスト

このような目的を持てると、自ら片づけを進められますが、すべての親が前向きに考えられるわけではありません

そのため、子供のサポートが必要になってきます。

実家の整理を進めていく方に、 「親に片づけを前向きに考えてもらう方法」をお伝えします。

高齢者は「転倒による事故」が多い

「親の家を片づけたい」と考えている方は、「安心して暮らせる部屋に住んでほしい」という気持ちがあると思います。

高齢者が住居内で起こる事故のうち、病院へ救急搬送されている約8割が転倒です。

・床にモノが置いてある
・高い場所のモノを取ろうとする

このような状態は、最悪の場合は骨折をして、介護が必要になることも考えられます。

親の気持ちを傷つけない伝え方イラスト

転倒による事故が原因で歩けなくなり、介護生活を送る高齢者がいる事実を伝えましょう。

モノが多いと、事故の危険性も高まります。

脅すような伝え方はおススメしませんが、「ケガをして痛い思いするのは大変だよ」と話をするのは効果的です。

片づける目的が、「自分自身がケガをしないため」「ケガをして子供に迷惑をかけないため」という気持ちになれば、 前向きに考えられます。

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モノにつまずいて転倒してから、「あんなところにモノを置いておかなければ・・」と後悔しても遅いです。

事故の危険性を減らすことも、片づけをする理由になります。

子供の言うことを聞かないときは?

子供の言うことには、耳を傾けない親もいます。

そのようなときは、無理に自ら伝えようとせず、他の人から親に伝えてもらいましょう。

親せき、友達、訪問ヘルパーなど、「親が信頼している人」にお願いするのが効果的です。

家族よりも、少し関係の離れた人のほうが、素直に受け入れられるときもあります。

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命令言葉は禁句

片づけられない親にイライラすると、言葉に出てしまいます。

・使わなければ、早く捨てなよ
・私も休みに、わざわざ来てるんだから
・しょうがないから、一緒に手伝う

このような「命令言葉」「上から目線の言葉」は、親のやる気を失わせる可能性があるため、注意してください。

親の気持ちを傷つけない伝え方イラスト

親と一緒に片づけるときには、サポート役になることが大切です。

不要なモノだと思っても、親からしたら思い出の詰まったモノかもしれません。

話を聞きながら、親のペースに合わせて進めましょう。

<動画説明>



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