中級編:東洋思想(陰陽五行)

ステップ3:五常の徳「仁・礼・信・義・智」

五行では、人間の成長に大切な「五常の徳」があります。

「五常の徳」を意識して日常生活を送ると、人間関係が良くなり、さらには「自分自身の成長」につながります。

木→仁(思いやり)

「仁」は相手を思う心です。

例えば、 仕事の遅い社員がいると、「あの人って仕事遅くて迷惑だよな」と、陰口を叩いたり態度に出してしまう人がいます。

しかし、「一生懸命やってもできない人」と「わざと手を抜いている人」の違いは分かるはずです。

「一生懸命やっている人」に対しては、分かりやすく教えたり、助けてあげるのが「思いやり」です。

「仁→思いやり」の徳は、日々の生活で実践できます。

しかし、見返りを求める思いやりは、「本当の思いやり」ではありません

例えば、
・仕事の取引先相手だから良い対応をする
・恋人だから喜んでもらえるように心がける
・友達だから大切にする

条件付きで相手を選んでいるのは、自分の損得勘定です。

「家族・友達・恋人は大切にするけど、他の人には興味なし」

これでは、「仁→思いやり」の徳を積むことはできません。

自分の損得勘定を抜きにして、

・目の前に困っている人がいたら、自分は何をしてあげることができるのか。

・お金や物ではなく、相手に「温もり」を与えるにはどうしたらいいのか。

これらを考え、実践することが「仁→思いやり」の徳の一つだと思います。

火→礼(正しい道を実践)

礼には、分別をつけて正しい道を実践するという徳があります。

親や目上の人に礼儀をもって接する、相手に敬意をもつことです。

そのためには、自分よりも立場が下の人に対しても、謙虚な気持ちをもつことが大切になります。

上司には、礼儀正しく接することは多くの人ができます。

しかし、部下に対しても、上司と同じように接することができる人は少ないと思います。

たとえ、上司・部下の「立場上の上下関係」はあったとしても、相手に敬意をもつことに差はありません

・上司→部下
・親→子供
・先輩→後輩

など、立場の上の人が率先して「礼」を実践することが大切になります。

武道の精神では、「礼に始まり礼に終わる」と勝敗よりも礼儀が重要とされています。

柔道・空手・剣道などは、礼(あいさつ)ができなければ、試合をさせてもらうことすらできません。

勝敗よりも、礼儀を重要とするのは、日本人の感覚では「美しい」と感じる人が多いのではないでしょうか。

・「お願いします」に始まり「ありがとうございました」で終わる

・「おはよう」に始まり「おやすみ」で終わる

・「いってらっしゃい」に始まり「おかえり」で終わる

・「いただきます」に始まり「ごちそうさまでした」で終わる

・「掃除」に始まり「掃除」で終わる

・「感謝」に始まり「感謝」で終わる

日常生活の中で、礼儀を実践できる機会は多くあります。

「礼の徳」は、あいさつから簡単に始めることができるため、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

土→信(嘘をつかない誠実さ)

「信」の徳は、相手を欺かず、自分自身に嘘をつかない誠実さです。

相手を騙そうとする人には、誠実さがありません。

日頃から、嘘をつくことが癖になっている人は、周りから信頼されなくなり、良い人間関係を築くことができません。

とはいえ、嘘にも「相手を騙すことを目的とした嘘」と「相手のことを思っての嘘」があると思います。

そのため、嘘をつくという結果よりも「誠実さ」が大切になります。

もう一つは、「自分に嘘をつくこと」です。

自分に嘘をついて生きていくのは苦しい人生です。

相手の顔色を見ながら、自分の意見を我慢している人は、時と場合によりますが、「自分をよく見られていたい八方美人」です。

こういった人は、常に相手に合わせた生活を送らなければいけません

きっと、ストレスの溜まる日々を送ることになるでしょう。

・相手に誠実さのない嘘をつかない
・自分自身に嘘をつかない

簡単なようですが、日常生活で実践するのは「勇気」が必要です。

誠実さを身につけたい人は、「信」の徳を積む努力をしてみてはいかがでしょうか。

金→義(善悪を区別)

「義」は、善悪を区別して正しい判断をすることです。

しかし、「善と悪」の区別をするほど対立することが多くなります。

世の中の「法律」や「常識」に従うことを「善」、逆らうことを「悪」とするなら 簡単ですが、「義」には、もっと深い意味があります。

例えば、
万引きをして捕まった14歳の少年がいます。

世の中の常識では、万引きは「悪」です。

しかし、万引きした理由が、

「親がギャンブル依存症で、家に食べるものが何もなかった・・」

このような原因を知った時に、少年は本当に「悪」なのでしょうか。

もちろん、「善」ではありませんが「悪」とも言えないはずです。

このように、結果だけを評価するなら簡単ですが、原因を知った上での「善と悪」の区別はとても難しくなります

水→智(学び悟ること)

智は、学び悟ることです。

(仁)思いやりとは何か。
(礼)正しい道とは何か。
(信)誠実さとは何か。
(義)善悪とは何か。

・「思いやり」の気持ちで伝えた言葉が、相手を傷つけてしまうこともあります。

・正しい道だと信じて行動しても、思い通りにいかないことが多いです。

・「相手に嘘をつかない」「自分に嘘をつかない」を実践するのはとても難しいです。

・「悪の行い」だと分かっていても、行動に移してしまう人もいます。

重要なのは、経験から学び成長していくことです。

五常の徳「仁・礼・信・義・智」を意識して生活を送ると、自分自身が成長している喜びを感じられると思います。

上級編ステップ1:人生を変えるには意識レベルをあげること


初級編(風水式|整理・整頓・掃除)

中級編(東洋思想・陰陽五行)

上級編(意識レベルの向上)


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