日常生活の中で、「整理整頓」という言葉をよく聞きます。
しかし、「整理整頓」の重要性を深く考えている人は少ないです。
整理整頓の意味
整理・ 不要なモノを取り除くこと。
整頓・乱れているモノが整った状態になること。
正しい整理整頓は、
①不要なモノを捨て(整理)
②モノを整える(整頓)
の順番になります。
「モノを捨てられない」
という理由で、悩んでいる人が多くいます。
モノを捨てられないお客様には、
「モノが多すぎると身体にも負担がかかりますよ」
とお伝えしています。
このように伝えるのは、多くの片づけをしてきた経験によるもので、
「部屋の状態」と「お客様の様子」を見て感じてきたことです。
以前、
「本の整理整頓ができなくて困っています」
とお客様から片づけの相談がありました。
「身体を鍛える本」
「英語の教材」
「小説」
「自己啓発本」
「部屋の片づけ本」
など、何百冊の本が山のように置かれてました。
お客様の様子は、表情が暗く疲れ切ったような状態でした。
もし、私がお客様の部屋に住んでいたら、
「身体を鍛えないといけない・」
「英語の勉強もしないといけない・・」
「自己啓発書もたくさん・・・」
「結局、自分は何がしたいんだろう・・・・」
このように、視界に入ってくる大量の本をみては、何から始めていいのか迷ってしまい、不安な状態になると思います。
不要なモノを片づける目的は、
自ら悩みの原因を作っている部屋
を変えることでもあります。
モノの整頓ができない人は、日常生活で迷うことが多くなります。 理由は、モノが散乱していて、一つのことに集中できないからです。 ここで4枚のイラストをご覧ください。
重たい荷物(整理ができない)を背負っているため歩くのも大変で、道にも迷ってしまう(整頓ができない)
荷物が重くて歩くのは大変だが、道には迷わない。
荷物は軽いが、道に迷ってしまう
荷物は軽く、ゴール(夢や目標)まで一直線に進める
整理整頓について、このようなイメージを持ってもらえればと思います。
整理整頓ができる人は、仕事もできる人が多いです。 理由の一つは、 集中できる空間を作れているから です。
「仕事ができる人」 「仕事ができない人」 を収納棚で表現すると、
仕事ができる人は、特別なことをしているわけではなく、 今しなければいけないモノを取り出して 行動しています 。 このように考えると、 整理整頓の大切さが理解できると思います。 「常に今やるべきことを収納棚から取り出す」 という習慣を、日常生活に取り入れます。
正直なところ、部屋の見た目だけを言えば、
「部屋がキレイだろうと、散らかっていようとどうでもいいこと」 です。
「歩きにくい」
「探し物が見つからない」
「人を家に呼べない」
程度のことだからです。
しかし、
「整理整頓が人間関係や仕事に役立つ」
という目的があればどうでしょうか。
実際に整理整頓をして、
「気持ちがスッキリして、体調が良くなった」
「不安になったりイライラすることが少なくなった」
「仕事とプライベートでメリハリができた」
なぜ、そのような嬉しい変化が起きたのかというと、
部屋の空間を変えたことによって、頭の整理整頓も一緒にできたからです。
<動画説明>