部屋の片づけ|無気力・やる気が出ない原因

片づけられない人は、だらしないのか?

「部屋を片づけられないのは、だらしないから」

と一般の人は考えると思います。

しかし、

「片づけられない」=「だらしない」という理由だけではないことを、仕事を通して感じてきました。

それは、40代の男性から部屋の片づけをご依頼された時になります。

電話では話し方も丁寧で、しっかりされているお客様だと感じました。

しかし、部屋を確認したところ、

ゴミ部屋状態だったのです。

さらに、会社の名刺をみて驚きました。

なぜなら、

大手企業の「部長」というトップクラスの人だったからです。

だらしない人が、会社の部長になれるわけがありません。

また、外見はキレイに見える女性でも、部屋を見るとひどい状態だったこともあります。

片づけのやる気が起きない人の2つのパターン

片づけのやる気が起きない人には、大きく分けて2つのパターンがあります。

パターン1:遊ぶのは好き。片づけはやる気が・・

遊びや趣味など、日常生活に楽しいことが一つでもあれば、

「片づけのやる気が出ない」

と悩むことはありません。

なぜなら、

遊ぶ体力があるなら、片づける体力も必ずあるからです。

やる気が出ないのは、

「片づけに何の意味があるのか」

に気づいていないだけです。

以前、お客様から片づけの相談がありました。

何年も掃除していない状態で、深刻になったようです。

現地で確認すると、部屋中がモノで溢れ、歩くスペースもないため、片づけを進めるのには時間がかかると思っていました。

しかし、実際に片づけを始めると、

「なんで依頼されてきたんだろう?」

と疑問に思うほど、作業をスムーズに進めることができたのです。

お客様は社交的で、旅行やスポーツを趣味にしていると知り納得しました。

今まで掃除をしなかったのは、

キッカケがなかっただけで、 やる気になれば片づけられたのです。

パターン2:すべてに無気力、やる気が出ない

すべてに無気力でやる気が出ない方は、1人で片づけを進めるのは難しいです。

現在は、ストレス社会と言われており、イライラしたり不安になってしまう方が多くいます。

乱れた食生活や生活習慣が大きな原因ですが、

一人でも楽しめる空間ができたことも関係していると思います。

インターネットの普及で、メールだけでやりとりをしたり、 分からないことがあれば、パソコンで調べることができるため、直接コミュニケーションを取らなくてもいい環境になりました。

また、情報が入りやすい環境も影響しており、

頭だけを使って身体を動かさないことが、無気力な人が増えている原因だと考えています。

うつ病で片づけられない人の特徴

・まじめで内向的な人
・完璧主義、執着心が強い人
・細かいことによく気が付く人
・目標に向かって努力を惜しまない人

このような傾向が強い人は、ストレスが溜まりやすく、うつ病にかかりやすいと言われています。

片づけの依頼をしたくても、

「こんな汚い部屋を人に見られたくない」

と考えてしまい、素直に頼ることができません。

理想としている自分(満点)から減点していく傾向があるため、

「自分はダメな人間だ」

「もっと頑張らないといけない」

と無理をしてしまうからです。

うつ病の克服法の一つとして、減点ではなく、

何もない自分に加点をしていくことが大切になります。

うつ病は、外見では判断されにくいため「だらしない」 と言われてしまうことも多いです。

うつ病改善・心理カウンセラーが勧める部屋の片付け|42歳男性・高橋さん(仮名)

6カ月前に相談した高橋です。

あれから、散らかった部屋を家族にも手伝ってもらいながら、なんとか片づけることができました。

うつ病の症状も良くなってきて、外出をする機会も多くなりました。ありがとうございました。

「生活支援・かたづけ隊」の南山です。

こちらこそ、お返信頂きありがとうございます。

それは、良かったですね。

部屋を片づけてみて、生活は変わりましたか?

はい。最初はとても苦痛でしたが、途中からは部屋がキレイになって気持ちも楽になりました。

家族に協力してもらったからでもあります。

それは、高橋さんが片づけようと決心したから、家族も助けてくれたんだと思いますよ。

そう言ってもらえると嬉しいです。

あれから、かたづけ隊さんのホームページを読ませてもらいました。

やっぱり、私のようにうつ病が原因で片づけられなくなる人は多いんですか?

食べたゴミが山のように溜まっている状態の人は、うつ病や精神疾患を抱えている可能性はありますね。

しかし、普通に生活を送られている方もいますので、病気だと決めつけることはできません。

私の場合は、うつ病になる前は、部屋を片づけられないことはなかったので、今回は病気が部屋に影響していたのだと思います。

部屋の片づけと一緒に、心理カウンセラーの仕事をしているとホームページでみました。

心理カウンセリングもしていますが、基本的には部屋の片づけを仕事としています。

私は、部屋の片づけが、

「うつ病を克服する薬」

になると考えています。

「うつ病を克服する薬」ですか?

はい。

「人間関係のトラブル」
「大切な人を失う悲しみ」
「将来への不安感・恐怖心」

これらがキッカケで深く気分が落ち込み、うつ病になりやすくなります。

私の場合は、管理職の仕事についてから、

「サービス残業は増える。責任は重くなる。部下を育てなければいけない」

という、「不安感」がストレスになっていたと、今では思います。

管理職の人が抱える問題ですね。

上司と部下の間に挟まれて、

強いストレスからうつ病になる人が多いと言われています。

高橋さんは、うつ病になる一番の原因は何だと思いますか?

気分の落ち込みや、疲れが取れない状態が長く続くからだと思います。

そうですね。

責任のある仕事につけば、人一倍疲れますし、気分が落ち込んでしまうことも多いと思います。

そのため、

「疲れを溜めこまないためにはどうすればいいのか」

を考える必要があります。

でも、仕事でストレスを抱えないのは難しいです・・

確かに難しいですね。

高橋さんは、今回部屋を片づけてみて、

「残したいけど手放したモノ」

は何かありますか?

私は、本を読むことが好きで家に多くあったのですが、

本が原因で部屋が散らかっていたので、半分くらいは捨てました。

本を捨てるのはとても大変でした。

それはお疲れさまでした。

好きだった本を捨ててみて、その後はどうなりましたか?

部屋が広くなって良かったです。

正直、捨てなければ良かった本もありましたけど。

でも、最後には、

「捨ててしまったモノはしょうがない」

と諦めました。

片づけをした多くの人が、

高橋さんと同じように、捨ててしまって後悔することもありますが、

最後には、

「捨てたモノはしょうがない」

と考えるようになります。

その考えが、人間関係にも役立ちます。

人間関係にもですか?

はい。

まず、うつ病にかかりやすい特徴として、

「責任感が強い人」
「真面目・内向的」
「完璧主義な人」

が多いと言われています。

きっと、高橋さんも責任感が強かったから、管理職に任されたのだと思います。

確かに、仕事は完璧主義で進めていたかもしれません。

それでうつ病になっては意味がないですけど・・

管理職にもなれば、仕事量が増えるうえに、責任も大きくなります。

そうなってくると、考える時間も増えてきますね。

管理職に就いてからは、部下の教育にとても悩まされました。

うつ病になる一つの原因が、

「同じことを繰り返し考えてしまうこと」

にあります。

例えば、

「仕事でミスをした→上司に期待をされていたのに..→自分は能力がないダメな人間だ→この先もきっと失敗する」

このように「負の連鎖」が続いてしまう状態です。

なんとなく分かります。私もそうだったので。

不安を抱えると、誰でもマイナスなことを考えてしまいます。

しかし、どこかでは、

「終わったことはしょうがない。これからどうしていこうか」

と切り替えることが大切になります。

それは分かります。

でも、理屈では分かっていても実際は難しいですよ。

はい。頭では分かっていても、すぐに思い通りにはいきません。

しかし、自分自身が負の連鎖にハマってしまっている状況に、

「早く気づくこと」

はできるはずです。

高橋さんがモノを捨てた時に感じた、

「捨ててしまったものはしょうがない」

と受け入れたときの感覚が大切になります。

確かに、

「捨ててしまったものはしょうがない」と受け入れたことで少し気持ちは楽になりました。

でも、仕事では、

「終わったことはしょうがない」

と簡単に許されるものではないと思いますけど・・

そうですね。

すべての人に当てはまる考え方ではありません。

しかし、うつ病になる人は、

起きた問題を重く考えすぎてなってしまう状態でもあります。

もう十分に悩んでいるんです。

そのため、

「もう十分に悩んだから、次にいこう」

という考えが必要になります。

そうしないと、負の連鎖が止まりません。

そう言われると、少し気持ちが楽になります。

今、うつ病になった時を思い出すと、

どうしようもないことをグルグル頭の中で考えていただけかもしれません。

頭で考えるよりも、実際にモノを捨ててみて、体感することが効果的だと思っています。

モノを捨ててしまった後に、

「もう人生終わりだ」

と落ち込んでしまう人はいないでしょう。

人間関係のストレスは、

「外部」よりも「内部」

によって作り出されることが多いです。

特に、「罪の意識」が強い人は、

すべての物事に否定的な考え方をしてしまいます。

相手のことも、自分のことも「許してあげることができない」ため、人間関係も上手くいきません。

つまり、

自分自身の考え方が、ストレスを生み出しているのです。

確かに、今になって思えば、

私の考え方がストレスを作ってしまっていたのだと思います。

失敗した部下を許せない気持ちが、長く続いていました。

今回、モノを片づけたことで、

「終わってしまったこと」

に依存しすぎていたことにも気づかされました。

色々と話を聞いていただき、ありがとうございました。

こちらこそ、お問合わせいただきありがとうございました。

高橋さんは、自分自身の「内面」としっかり向き合えているので、

これからは、前向きな生活を送ることができると思います。

また、お困りなことがありましたら、お気軽にご連絡ください。

部屋を整えることの大切さ

部屋を整えたことによって、

「身体の調子も良くなった」

というお客様が多くいます。

生活支援・かたづけ隊では、

少しでも安心してご依頼いただけるように、心理カウンセラーの資格も取得しています。

部屋の片づけでお困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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