洋服は増えやすい物の一つです。 季節の変化とともに新しい服を購入される方も多いと思います。 しかし、新しく購入するだけで、捨てることをしてこなかった部屋には、洋服が溢れかえっています。 実際に、部屋の整理ができない多くの方は洋服が散乱しており、一度散らかってしまった状態を整理するのは大変です。 ここでは、「洋服の片づけ方法」をステップ式にお伝えしていきます。
まずは、「自分はどれくらいの洋服を所有しているのか?」を確認するため、 収納棚も含めて一か所に集めてみましょう。 集めるときに、「すぐに着る服」だけは別で仕分けるようにしてください。 理由は、服が山積みになってしまうと、一日で整理できないことがあり、 「明日の着る服が見つからない」というトラブルを防ぐためです。
続いて、洋服の配置場所を決めましょう。 最初に配置を決めることによって、「必要な服」「不要な服」を仕分けるときに、 残せる上限を考えながら進められます。
収納スペースを決めたら、ステップ1で分けた「すぐに着る服」を収納していきましょう。
続いて、一か所にまとめた服を、
「今後着る服」
「着るかもしれない服」
「着ないけど、捨てられない服」
「捨てる服」
の4分類で仕分けをしていきます。
4つの分類で仕分けが終わったら、「今後着る服」→「着るかもしれない服」→「着ないけど捨てられない服」 の順番で収納していきます。 「ステップ2」で、あらかじめ収納場所を決めたことが、ここで役立ちます。 必要な服から収納していくことで、入らなくなった時が部屋で所有できる上限だと分かるからです。
ステップ1~ステップ4まで、順調に進めば良いですが、
片付けが止まってしてしまう原因が3つあります。
1つ目は「今後着る服」の枚数が多すぎる場合です。
「必要?不要?」と選択をしていると、どうしても洋服は残りやすくなるため、作業が進まない可能性があります。
片づけは、物を減らさなければ意味がありません。
枚数が多すぎてしまう場合は、それぞれの種類で「上限を決めることが効果的」です。
例えば、
「シャツ10枚まで」
「ジャケット5枚まで」
「ジーパン5枚まで」
収納スペースに収まる枚数を決めることによって、「全部残しておきたい」から「捨てなければいけない」という考え方に変わります。
2つ目は「着るかもしれない服」が多い場合です。
「いつか着るかもしれない服」は、多くの場合着ることはないと思いますが、
迷ってしまう場合は有効期限を決めます。
<例>
期日内に使用しなければ「使わない服だった」と、納得して捨てられます。
3つ目は「着ないけど捨てられない服」が多い場合です。
このような方は、「物を手放すことができない人」なので、物の在り方について考え直す必要があります。
「着ないけど捨てられない服」を思いきって捨てれば、片づけはスムーズに進みます。
しかし、捨てらずに悩まれている方も多くいます。
原因の一つが、「捨てることに罪悪感があるから」です。
洋服は、買い物で失敗しやすい物です。
例えば、このような経験はないでしょうか。
・タグを付けたまま一度も着ていない
・安くて買ったけどイマイチだった
・一度着ただけで、押入れの中にしまってある
洋服は季節によって毎年デザインが変わるため、
家具や家電製品のように長い期間を使用するよりは、流行に合わせて着ることが
多いです。
そのため、洋服は着られるのに溜まりやすい「代表的な物」になります。
「ほとんど着ていないから・・」「もったいないから・・」と捨てられない方がいますが、
服を捨てることで、プラスの効果もあります。
それは、「買い物の失敗を教えてくれた」と考えることができるからです。
買い物の失敗をしたことにより、次に購入するときには「あのときは捨てたけど、本当に着る服かな?」
と慎重になり、買い物の失敗が少なくなります。
「ほとんど着ていない服」が多くある場合、同じ失敗を繰り返している状態です。
厳しい言い方をすれば、買い物の失敗を認めず、押入れにしまい込んでいる状態です。
洋服に限ったことではありませんが、物に溢れた生活を送っている人に多いのが、「ストレス発散による物の衝動買い」です。 多くの物を購入できているわけですから、きっとお金には余裕があるのだと思います。 しかし、これだけは覚えておいてください。 ストレスによって稼いだお金は、ストレス発散ですべて消えていくことがほとんどです。 もし、部屋の中に「ストレスによる衝動で買った物」がある場合は、すぐに処分をしたほうがいいです。 ストレスによる買い物なので、物も大事に使われていないと思います。 このような考え方で洋服を片づけていくと、本当に必要なものだけが部屋に残るようになります。